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税理士の役割

税理士の役割としてまず1番に挙げられれるのは、「申告書の作成」や「税務調査の立会」です。これは、税理士として当たり前の仕事です。この他にも税理士として行える仕事があります。例えば、申告書を作成するだけでなく、税務についての質問や相談を受けることが出来ますが、税理士によって提供しているサービスはそれぞれかと思います。

守りのサービス

  • 確定申告書の作成
  • 税務調査対応
  • 記帳代行
  • 経営分析

攻めのサービス

  • 決算対策
  • 組織再編や事業承継などの提案
  • 銀行対応

「守りのサービス」は、確定しているものに対してその後の処理を行う作業です。例えば申告書の作成は、決算が確定した後であるならばなるようにしかなりません。経営分析についても出来上がった月次の数字などをもとに行います。しかし、今後どのようにしていくべきかを経営者と共に考える作業は「攻めのサービス」になります。分析するだけでなく新たな提案をしてこそ経営分析だと思います。「守りのサービス」とは、言わば顧問先を守ることに重点を置いたサービスであり、ある意味税理士としては当たり前の仕事です。

「攻めのサービス」はどうでしょうか。中には、これらの項目を行わないといった税理士もいるかもしれません(決算対策をしない税理士はいないと思いますが…)。年に1回、決算が終わったころに訪れて、申告期限ギリギリになって申告書と納付書を持ってくるような時代は終わっており、これからは様々な提案をして顧問先とのコミュニケーションを図って、会社の成長に役立っていくことこそが税理士の役割だと思います。「攻めのサービス」とは、顧問先の成長に必要なサービスを提供することです。

守りのサービスばかりだと手遅れになりがちです。だからといって攻めてばかりだとうっとおしい面もあります。スポーツの世界でも攻めと守りのバランスが大切なように、バランス感覚を持ってサービスを提供していこうと思います。

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