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独立するということ

独立するということは、それなりの覚悟が必要です。サラリーマンの場合、よっぽどのことがない限りお給料がもらえますので、ある意味近い将来は保証されています。税理士として独立した場合、退職した次の日からは個人事業主となりますのでお給料をくれる人はもちろんいませんし、お客様がいなければ食べていくこともできません。 そんなリスクを冒してまでなぜ独立の道を選ぶのか。私には小学生と1歳の子供がいますのでもう少し子供が大きくなってからでよいのではないか。そのままサラリーマン税理士でもよいではないか。など様々な意見があるかと思います。 私が独立の道を選んだ最大の理由は、「限られた時間を有効に活用したい」という思いからです。家族と過ごす時間を大切にしたい。お客様に最大限のサービスを提供したい。自分のために時間を使いたい。そういった理由からです。 独立してもうすぐ4か月が経過しますが、たしかに時間を有効に活用できていると思います。まず通勤するということがなくなりますのでパソコンがあれば自宅でもすぐに仕事が始められます(気分転換にスタバでだって仕事が出来ます)。また、出勤時間もありませんのでもちろん「遅刻」という概念はありません。子供さんがいるご家庭では、朝は何かと忙しいかと思いますので、朝の忙しい時間の手伝いも可能です。時間を有効に活用することにより気持に余裕が持てますので、お客様に対するサービスの質も向上していると思います。お客様の立場に立って本当に今必要なことは何なのか。提供する資料はもっとこうしたらよいのではないか。など、考える時間が増えました。 WS000000 税理士資格を取って実務経験もある程度積んでくると、大体30代の半ばから40代の前半くらいに独立を考える方も多いのではないでしょうか。そこでネックになってくるのが、ちょうど子供が生まれたり大きくなってきたりして、お金がかかってくる時であるということです。ある意味「独立するかしないか」人生での選択の分かれ道かもしれません。私はそもそも税理士を目指した段階でいつかは独立しようと考えてましたので、そのタイミングは常に探っていましたが、冷静になって考えてみると子供のお金がかかる最大の出来事はやはり「教育費」です。小学校ときよりも高校、大学の方が出費がかさみます。サラリーマンを辞めてすぐは収入が落ち込む可能性が高いですから、例えば子供が高校に入ろうとしているタイミングで独立となるとそれは厳しいです。ですので、このタイミングで独立したというのがもう1つの理由です。 独立してよかったかどうかの結論はいつまでも出ないかもしれませんが、今のところは独立してよかったと感じています。

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