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ブラック部活の撲滅を願います!

子供と野球をしていると色々と勉強になります。褒めて伸びるタイプの子とそうでない子、根拠はありませんがなんとなくタイプが分かれる気がします。「そうでない子」には、厳しく指導をすれば伸びるのでしょうか?この厳しい指導って何なのでしょうか?古き悪しき習慣を継続している指導者さんが野球界にはいまだ多く存在している気がします。「俺が高校生の時はもっと厳しかった!」などと言って古い指導法を押し付ける指導者は言語道断です。アメリカの野球指導者が日本の高校野球の指導を見て驚愕したという話も聞いたことがあります。高校野球を3年間やって燃え尽きてしまってそこで野球を辞めてしまう子が多いですが、野球が嫌いになって辞める子が非常に多いのが残念です。大学へ行っても野球を続けられるような体作りやメンタルケアが必要ではないでしょうか。

AERA No.47(‘15.11.2)に興味深い記事がありました。

丸刈りの厳罰 白飯2杯ノルマ 理不尽強いる”ブラック部活”

根性論で健康を害するほどの練習を強いられ、絶対権力者の顧問に意見もできない。そんなブラック部活慣れした子供たちが、将来ブラック企業に狙われる?

 

私自身も強豪校ほどの厳しさはなかったかもしれませんが、よくある野球部の上下関係や理不尽なシキタリみたいなものを経験しました。幸いにも私を指導して下さった指導者の方々には、厳しいながらも愛情を感じることが出来ましたので、所謂”ブラック部活”ではなかったかもしれません。野球に限らず何か部活動に熱中することにより、一生の友人もできますし挨拶や団体行動など社会に出てから役に立つようなことを経験することは非常に大切だと思います。

しかし、学校の名誉のために選手を集め、勝利至上主義になり選手を使い捨てのように扱う”ブラック部活”はなくなって欲しいです。AERAの中には、「こういったブラック部活によって理不尽を強いられても我慢することが美徳となっているが故、そんな色に染まってしまった生徒がブラック企業に狙われてしまうのではないか…」とも書かれています。確かに、日本人には「我慢」=「格好いい」みたいなところありますし、最後は根性論みたいなものも必要かもしれません。税理士試験ですら体力と気力がないと最後まで成し遂げられませんし、社会に出ても理不尽な事ばかりです。ただ、そういった理不尽を経験するために部活をしているのではありません。勝つことだけを目指すようなチームではなく、その子が最も人間的に成長できるにはどうしたらよいかを考えてくれるよき指導者さんのいるチームに巡り合えるようチーム選びも慎重にしたいですね。もちろん自分もそういったよき指導者になれるように日々努力が必要です。

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